おもちゃが友達

おもちゃと洋服が好きな気難しいおじさんの日記です。

GODZILLA KING OF THE MONSTERS見ました。(ネタバレあり

見ました。ネタバレしないとは思うですけど何がネタバレになるか分からん世の中なので。

 

f:id:chupacabraufo:20190531162858j:plain

もうずっと楽しみにしていてやっと見れたんですけど楽しみにしすぎたせいか思ったより楽しめなかった感じが…

2014年版の方が全然期待してなかったからか衝撃的な印象が残ってる感じ。(ハワイでビル越しに?ゴジラの脚〜足が映ってからの吠えるまでの流れめっちゃ好きなんです。)

なんでだろうと考えると、あまりにも怪獣映画としてのイメージ通りすぎて(良い意味で)逆に物足りないという贅沢な心が原因かなあと。

2014年、シンゴジ、アニゴジと見てきて本当に求めていた物が出てきてしまうとなんかこう口惜しいというかもっと溜めておきたかったというか、、

おもちゃは開ける瞬間が一番楽しいみたいな感じで、手に入った途端に急に寂しく感じるアレに似ているのかとか…

僕は円谷特撮派なんでそもそもゴジラはガチガチな見方してないんですけど、54年以降と84年以降、14年以前の作品は対決ありきの作品でどうしようも出来ない存在を観客が神の視点で見れてしまうって言うなんか矛盾が生じてしまってる気がするからで、それは無敵の人物(この人たちは死なないって思うキャラクター)が多いとどうしても安心してみてしまうからではないかと思うわけで。わかりませんかこの感じ。

その点2014年からアニゴジ含め我々観客は一緒にゴジラに立ち向かうという気持ちが持てて没入感がとても気持ちよかったのです。

今回のKOMはバーンて怪獣がでてガーンとビルが壊れるしで2014〜アニゴジまで抱えて来た物足りなさは全部まるっと飲み込んでくれる快作でした。

各怪獣もめっちゃかっこいいし何の不満も無いのに何か足りないっていうこの贅沢な気持ちはきっと僕が大人になっちゃったからで、幼い頃のゴジラのイメージはお正月にお父さんが連れて行ってくれて売店で下敷きとか買ってもらったりしてっていう作品外の楽しい思い出補正がかかっている事に今気付いてとてもしんみりしました。

ただ、こういう思い出のおかげで30歳の僕がこうしてまたゴジラを見に行くっていう事が起こるということは、逆に今の親子にも起こると思うので是非ゴジラカッコいいわーいというお子様がいらっしゃる親御さんは一緒に行ってもらって下敷きとかクリアファイルとか、ボールペンとか使うか?っていうようなものを買ってあげて次世代のゴジラーを育んで頂けたら良いのではないでしょうか?

多分KOMは子どもがみてて飽きないハンバーグ、天丼、ステーキ、ピザみたいな永遠にメインディッシュみたいな最高の作品なんでそこんところはよろしくお願いします。あと各怪獣のテーマのアレンジ版めっちゃ良かったです。

結論を言うと、モヤモヤの正体はきっと入場者に黒い袋に入ったミニフィギュアプレゼントが無いからなんだなという事にさせてください。

写真のフィギュアは2014年版です、KOM版届くの楽しみです。