そりゃそうだろと、そりゃそうなんですけど、カニカマ味わうならカニ食いてぇってのが男の子だと思うわけで…カニを食べに来てカニ玉で満足してんじゃねえよ的な。
素材を味わうって結構難しい気がします。
原理主義的な発想で言えば何処まで遡るのよ?とか、カニカマだって主語をカニカマにしたらそれは素材で間違いなく無い?とか、卵が先か鶏が先かみたいなよくある話ではありますが。
楽しいからって疑問に背を向けて良いのかとか。
与えられた環境で楽しく過ごすのはもちろん大正解だし私も望むところなんです。
それでも、と言い続けないと。
言わないと戦況は悪化していくばかりなのです。
私は趣味でおもちゃの服を作っているのですが、別に作りたくて作ってる訳じゃ無いと言うか、まあ、欲しい物が売ってないから作ってるってのと、売っている物に対して自分で作った方がもっと上手く作れるだろって高慢に思ってるからなんです。
もっと上手くとは言ったものの、ホットトイズだったり1/6サイズの服はかなりちゃんとしてて、どうやって縫ったのって良く思っております。特にジャケットなんかの二枚袖は本当に無理で、自分のスペックの問題なのかそれとも専用の押さえが有るのか非常に気になります。
それでも、自分で作っているのは市販品に納得いってない事と、小ちゃくても本物見たいに作れる様になりたいって負け犬の遠吠えみたいな、八つ当たり的な発想で…
何に納得がいっていないって、おもちゃ用の服って1/12くらいのサイズになると途端に平面の物が多くてですね。
おもちゃも人も基本的に立体で、立体が好きな人がおもちゃも好きなはずなのに、自分の好きな立体物に平面被せたらおかしいじゃんよって。
サイズが合ってないとかじゃなくて、そもそも形が違うんだって…
丸いものに箱被せてもピッタリ行かないのと一緒で、やっぱりおもちゃにもおもちゃなりの意思を持った服って作らないと…チョットチョット!前と後ろの肩線合体させた型紙なんて作って…ちぐはぐちゃってるじゃんか!まってまってソコソコ!とりあえずニット素材で誤魔化さないで!
1ミリ2ミリでもやっぱりダーツって大事なもんで、立体が立体を着るための大事な装置なんだなと。
簡単そうなもの程ポイント抑えないとただの布の塊見たいになって、しかも縫えないみたいな…いつも頭抱えながらやってる訳です。
偉そうな事散々言いながら1/6の方が、やっぱりそれらしく作れてそちらに逃げがちですが。
私の、特にダサい性質で有るところの、鼻息荒めで文句言いがち。ではありますが、ちょっとでもいい感じの小さい服を作れるようになりたいと思います。