家に帰ってもほかほかごはんも無いし、冷え冷えのユニットバスだし、窓際のキンキンに冷えた布団で寝るわけですが部屋中におもちゃはあるし、アニメも特撮も沢山観れるのでやっぱり人間っていいなと思うわけです。
家と言うか住むところ含めて建物ってあんまり興味無いのですがデカくてカッコイイ物は基本なんでも好きなので安藤忠雄展に行ってきました。
たまたま私が初めて新国立美術館に初めて行ったスキン+ボーンズから10年経ってる事に我ながら情け無さを感じます。
ミーハースピリッツで光の教会1/1模型でも見に行こうかなと思って行ったんです。
平日のド昼間に…
めっちゃ混んでいてスキン+ボーンズの時とえらい違いだなってのがとても悔しくて、いわゆるアートとかデザインって土俵にファッションてまだまだ立ててないのかしらなんて思ってしまいました。
昨年三宅一生の企画展はそこそこ混んでいましたが、今回程ではなかったです。私が行ったタイミングもあるとはいえ、確実に現物が見られる服の展示よりも模型中心の展示になる建築分野の方が盛況に感じるって学位が服飾の私としてはホント自分の今までの行いとか精神がクソだったからだなって猛省する次第であります。
12月18日までやってるので関東の方は全員見に行ったら良いので内容についてとやかく言うつもりは無いのですが。
10年前に提示された服と建築の共通点がこの10年で全く蔑ろにされて、何なら忘れ去られて、自分自信も何も取り組まずうんこ製造機として生きてきてしまって本当に申し訳ございません。
じゃあなんで、文化としてこんなにも建築と差をつけられ続けてるのかって個人的に思うのは、人の命を預かっている自覚が制作者にどれほど有るのかっていう事と、預けてんぞ頼むゾって着てる本人にも無いって差なんじゃ無いかと思うわけで。
服は着なくても死なないし着ても死なないです。燃えやすい繊維を着た為に大火傷とかたまにニュースになったりしてるのに自分が着てる物が何でできてようが全然興味無い人ばっかりだし、私含めて安い事がカッコイイって感覚がスタンダードになっちゃってもうドウシヨモナイ帰って来れないんです。
それでもって言い続けないといけないのは我々だと思うし、今の服飾学生達が何を理想に何を考えて励んでいるのかは全然わかんないし、分かろうともしないんですけど何から出来るのかなって考えると、自分に興味を持つ事だし自分の持ち物を理解する努力をする事じゃないの?って事を老害として若者達に言い続けるしかないんじゃ無いかなって平成生まれのギリ若造の私は思うわけです。
超ネガティブな意見を述べてしまったのですがとりあえず光の教会のインスタレーションはめっちゃイイから是非見て欲しいです。
12月21日追記
安藤忠雄展来場者 30万102名
スキン+ボーンズ展来場者 6万56名
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