ちょっと遅れましたが見ました。朝の8時35分からの回を。
病気だった時代から抜け出した感が凄くてとても楽しかったです。
エヴァはつぶしたいと言っていた富野由悠季監督が2014年に元気のGは始まりのGを謳って作り上げたGのレコンギスタから4年経って、バブル崩壊から27年が経って、エヴァンゲリオンから23年が経って、僕が29歳になる2018年にこれまで二次元エンタメが抱えてきた社会的鬱がバックグラウンドに見え隠れするアニメーションに終止符を打つような本当のマジンガーZだと感じました。
決してギャグではなくシリアスな作品なんだけど、溢れ出るエネルギーがとても心地よく憂鬱な作品が好きな自分なんていたのかしらって思うくらい本当にありがたい作品だと思います。もちろんエヴァに始まるちょっと憂鬱なロボットアニメも大好きではあるのです、REIDEENやラーゼフォン、エウレカセブン、ゲートキーパーズ、各種ガンダム、ナデシコ、ビッグオー、フルメタ、コードギアスぱっと思い付く限りでも好きな作品は沢山あります。
アニメーションを通してなんとか自己肯定をしてきたのは私なんかの世代だと珍しい話じゃないと思うのですが、これまで、あなたはあなたで良いんだよって他人から言葉で伝える事がやっとだった時代から、このマジンガーZによって小難しいことはいいから元気に生きてこうよってメッセージからエネルギーをもらうみたいな、直接表現しなくても伝わる決して他人に否定されない元気さ、みたいなものがもっと沢山増えたら良いなと思います。多分言葉にして表現するのって最後の手段で、それを持ってして、でうすえくすまきな的な収束の手法になってしまっていたんじゃないですかね。
何かの作品か、誰かの発言かは思い出せないけれど、今の時代は病気って話でその通りだと思うけど今回のマジンガーZは一足先に退院していった人でとても羨ましい…それでも、それでもと言い続けて自分自身も元気に生きて行きたいと思います。
多少本編に触れさせてもらうと、ボスキャラにしか傷つけられない超合金ニューZ、弾切れしない各種武装は本当にありがとうって感じでヒヤヒヤしないで見れるのは本当に良い事だと思います。鉄の城万歳。
こんなに元気元気連呼しておいて、今年こそ涼宮ハルヒの憂鬱シリーズの完結を体験したいという気持ちだけは忘れずに今年も生きて行きます。